ビルマ-4


世界中で非難の声が上がる中、
ビルマ*1のデモは再び恐るべき暴力によって鎮圧されてしまいました。
国内に対しては恐怖政治によって民衆の声を封じ込め、
国際社会に対しては孤立政策によって自身の安全を守ろうとする、
軍政のやり方があらためて見て取れます。


個人的には、僧侶である友人K . . . の安否が非常に気にかかります。
本当は手紙を書きたいのですが、現在の状況で届くかどうかは分かりませんし、
それがきっかけで彼が当局によってマークされてしまうのではないか・・・
そう考えるとペンを取るのがためらわれ、ただただ不安に暮れるばかりです。


現地では民主化を求める人々が次なる動きを画策しているという報道もあります。
しかし、軍政はアメとムチを使い分けて意見の分断を図っているという報告がある上、
実力による弾圧を目の当たりにした市民が新たな運動に協調するかどうかは不透明で、
残念ながら、各層から全面的な支持を取り付けられるかどうかは分かりません。
また、軍政は中国などビルマに権益を有する国々から事実上のサポートを受けており、
内部から事態を改善しようとする動きが出てくるとは考えられません。


このため、軍政とこれを支える国々に対し国際社会が圧力をかけ続けなければ、
民主化や、そのための対話を促進することはおろか、
人権がやすやすと蹂躙される悲惨な現状を変えることさえままなりません。


今週の土曜日をGlobal Day of Action for Burmaとし、
ビルマの人々を支援する各国の団体が大規模なデモを計画しています。
ロンドンではBurma Campaign UKという団体がデモを呼びかけており、
参加者は午前11時にTate Britain美術館で集合することになっているようです。


ぼくはこのデモに参加しようと考えています。
知識も覚悟もどれほどのものか分からないぼくのような人間が、
個人的な思い入れでこのようなデモに参加してよいものだろうか。
そんな迷いもありますが・・・それでも行こうと思います。