国際母語の日


一日遅れてしまいましたが、
2月21日は国際母語の日(International Language Day)なのだそうです。
言語と文化の多様性や多言語使用を記念するため、
1999年にユネスコが制定した国際的な記念日の一つなのだとか。
Language Logで紹介記事を読み、初めてその存在を知りました。


Wikipediaによると、この記念日はある痛ましい出来事が発端となっています。
1952年2月21日、当時はまだパキスタンの一部であったバングラデッシュのダッカで、
ベンガル語公用語として認めるよう求める学生デモ隊に対し警官隊が発砲、
多数の死傷者が出るという悲劇が起こりました。
独立後、バングラデッシュではこの事件を記念するLanguage Movement Dayが制定され、
これが後に国際母語の日として広く認められるようになったのです。


世界には現在でも母語の使用を抑制されている人々が多くいます。
また、使用者の減少により母語を失おうとしている社会もたくさんあります。
言語を巡るそれらの事柄について、想いするよいきっかけとなりました。


ちなみに国連は2008年をInternational Year of Languagesと定めています。