ユーモアを忘れない姿勢に敬服


55歳の男性が不幸にしてトイレに閉じ込められてしまいました。
寒さが骨まで染み入る冬のスコットランドで、4日間にわたって。


事件が起きたのはAberdeenにある球技場。
仕事で立ち寄ったDavid Leggat氏がトイレに入ったところ、
入り口のドアの取っ手が壊れ、開かなくなってしまったのだそうです。


間の悪い時はどこまでも悪いもの。
この球技場は屋外で行うローンボウリングのグラウンドのため、
冬の間はほとんど利用者がなく、呼べど叫べど助けは来ません。
加えて氏は独身のため、誰も彼がいなくなったことに気付かなかったのだとか。


携帯も持たず、ジャケット一枚で閉じ込められたLeggat氏。
当然食べる物は持っておらず、飲む物も水道水しかありません。
不幸中の幸いで洗面台の蛇口からはお湯が出たそうですが、
トイレは狭い上にタイル張りで、それはそれは寒かったことと思います。
しかも営業時間が終わると自動的に明かりが消えてしまうため、
一日に16時間はほとんど真っ暗な中で過ごしていたとのこと。
さぞや心細かったことでしょう。


清掃にやってきた女性が異変に気付いたのは先週の木曜日。
実に4日ぶりに救出された時、氏は飢えと寒さで衰弱していたものの、
なんとか自力で家まで歩いて帰ることができたそうです。


そんな恐ろしい体験をしたLeggat氏ですが、
今は回復し、Evening Express紙のインタビューでは次のように語っています:


「少なくともトイレには不自由しませんでしたよ。
 でも、閉じ込められたのがバーじゃなかったというのは悔やまれますね」





I WAS TRAPPED IN A TOILET FOR 4 DAYS! (Evening Express)