髭まつり
イギリス南部の街Brightonが大変なことになっています。
世界中のむくつけき髭男どもが大挙して押し寄せ、
自慢の髭づらで通りを埋め尽くしているのだとか。
このオジサマがたは何者かというと、
The Handlebar Club（カイゼル髭クラブ*1）という組織が主催する髭の祭典、
The World Beard & Moustache Championship（世界あご髭・くち髭選手権）の参加者です。
彼らは「くち髭」、「部分的なあご髭」、「顔全体のあご髭」の三部門に分かれ、
「ダリ髭」、「やぎ髭」、「フリースタイル」などの下位クラスで髭の形や個性を競います。
審査員は10点満点で採点を行った上で秘密投票を行い、上位三名に賞が送られます。
なお、ワックスやスプレーの使用は認められていますが、
不自然な着色、付け髭、ヘアピンの使用は固く禁じられているそうです。
また、審査に異議を唱えれば参加資格剥奪という、大変厳しい罰則が設けられています。
さて、公式ホームページには大会の主旨が以下のように記されていました：
- To promote good relationships between members of moustache and beard clubs throughout the world and to foster networks in the interests of friendship, conviviality and fun.
- To encourage and celebrate standards of excellence in the growth, design and presentation of facial hair.
- To raise the profile of beard and moustache clubs in order to attract new members and to bring to the general public a topic of interest and fun (put a smile on people’s faces).
- To cover the costs of hosting the championships and to raise money for selected charity organizations, such as The Rockinghorse Appeal and TacheBack.
要するに、「髭はやしてる野郎ども、みんなで馬鹿騒ぎして楽しもうぜ！」というわけです。
髭どうし仲良く、人々を楽しませた上、チャリティで社会にも貢献するとは、なかなかの心意気。
お茶目で気のいい毛むくじゃらのおっさんたちに、ついにやりとさせられました。
