ギネス


クリーミーで独特の味わいが特徴の黒ビール、ギネス。
アイルランドではビールといえばギネスという、いわば国民酒のような存在で、
その消費量はイギリスに次いで世界第2位であるとされてきました。


ところが近頃は外国産の各種ラガーが安価で出回るようになった上、
ゆっくりと味わいを楽しむ飲み方が若年層には不向きになってきたようで、
近年アイルランドではギネスの人気が低迷していると聞いています。


そんな中、Guardian紙が衝撃的なニュースを報道しました。
アイルランドでは過去1年間ギネスの売り上げと消費量がともに減少し、
ついにナイジェリアに抜かれるほどになってしまったのだとか。


ギネスを愛するぼくにとって、この数字はいささかショッキングなものでした。
そんなわけで、今夜は近所のパブでまったりとした白泡の口髭を蓄え、
ささやかながらギネスの将来に乾杯してきた次第です。