津波から2年


インド洋大津波から今日で丸2年が経ちました。
国連の調査によれば、死者・行方不明者は23万人近くに上るとのこと。
想像を超える被害の規模にただただ圧倒されるばかりです。
被災した国々では復興作業が進んでいるようですが、
その中で取り残されている人々を忘れてはならないと思います。


あの日ぼくはクアラルンプールを経由してロンドンに降り立ち、
ヒースロー空港に到着したところで第一報に触れました。
明け方の閑散とした空港ロビーで人々がテレビを取り囲んでいましたが、
モニターの音量が下げられていたためニュースの内容は聞き取れませんでした。
アジアで大変なことが起こったらしいということしか分からず、
もどかしさと恐ろしさが入り交じったような感じがしたことを覚えています。


家に着き、インターネットで各国のニュースの断片を集めていくうちに、
少しずつ事の重大さ・異常さが見え始め、力が抜けていくのを感じました。
「呆然」というのはこういう状態をいうのだなと実感した覚えがあります。


今日は一日中、あの日のことを思い起こしながら過ごしています。