テロ未遂②


昨日、用事で出かけたところ、
たまたまテロ未遂の現場のそばを通りかかりました。
近くのTrafalgar Squareではイベントが行なわれ賑わっていましたが、
現場となったHaymarketは区域全体が閉鎖されていて、
警察官と捜査員と報道陣が行き来するものものしい雰囲気でした。


野次馬根性でよくないのですが、写真を数枚撮ってきました。
今回のように幸いにして未遂で済んだ場合でさえ、
これほどのインパクトがあるものかとショックを受けたからです。




閉鎖されたHaymarket:重苦しい静けさと人々の不安げな表情が悲しい光景でした。




捜査の様子:証拠となる物を探しているのでしょうか、数人の捜査員が一列に並んで地面を見ながらゆっくりと歩いていました。



その後、近くで爆発物を積んだ車がもう一台発見され、処理されました。
手口に共通点が多く見られることから、同一犯の犯行と見られています。
犯人像については今のところ報道されていないようですが、
Times紙によれば、ネット上で犯行予告と見られる書き込みが見つかったそうです。


今回使われた爆発物は、破壊力はそれなりにあるものの、
つくりや設置の仕方が雑だったため、アマチュアによる犯行との見方があります。
仮に過激な思想に共感した個人が自発的に計画し遂行したテロであるとすれば、
テロリズムはますます広く深く、その根を下ろしつつあることになります。
また、仮に国内外のテロ組織がそのような個人を指導し支援しているとすれば、
個別の実行犯を逮捕しても第二第三の事件の防止にはつながらないでしょう。


これは知識の浅い素人が仮定に仮定を重ねて考えたことに過ぎませんが、
戦慄を覚えるに足る、なんとも嫌な予想です。
この予想が的外れな空想であることを切に願うばかりです。





Fear of al-Qaeda campaign after explosive find in second Mercedes (Times Online)
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/crime/article2007886.ece