テロ未遂


現地時間の6月29日未明、
ロンドンのHaymarketで爆発物を積み込んだ車が発見されました。
報道によれば、その車は異常な運転の末ゴミ箱に衝突し、運転手は逃亡。
車内からは爆発物を仕掛けたプロパンガスのシリンダーが発見された他、
大量の釘が仕込まれていたという未確認情報もあります。


爆弾はそれほど複雑なものではなく、
駆けつけた爆発物の専門チームによって無事に処理されました。
周囲は閉鎖され現在も捜査が続いているとのこと。
また、同時多発テロが計画されていた可能性もあることから、
ロンドンの他の場所でも捜査が行なわれています。


事件の現場は劇場やレストランが立ち並ぶWest Endの一画で、
日夜を問わず大勢の人で賑わう一大観光スポットです。
そのため、今回の事件は一般市民を狙った無差別テロと考えられます。
また、就任したばかりのブラウン首相に対する挑戦という見方も可能です。
犯人の正体や背景はまだ不明ですが、いずれ明らかになることでしょう。


多くの死傷者を出した2005年7月7日の同時多発テロからもうすぐ2年、
このような状況が続くことの悲しさと恐ろしさをひしひしと感じます。





Car bomb found in central London (BBC News)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/6252276.stm


ロンドン中心部で爆発物積んだ車発見、警察が爆破処理 (Yomiuri Online)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070629it11.htm?from=top