炒め空豆


いつも買い物に行くスーパーで空豆を売っていました。
日本のものと比べると幾分細身で粒も小さかったのですが、
季節らしくていいなと思い、袋にいっぱい買って帰りました。


ところが、いざさやをむいてみると、一粒一粒が思いのほか小さい。
小指の先ほどの大きさで、量もカップ半分に満たないほどです。
日本で食べるように塩ゆでにしようと思っていたのですが、
これではあまりにさみしいので、あきらめざるを得ませんでした。


そこで、こちらではどうやって食べるのか調べてみたところ、
それはそれで美味しそうな食べ方がいくつか見つかりました。
一般にはサラダに加えたりリゾットに混ぜたりするようですが、
これには分量が少なすぎるので、今回はパス。
興味を惹かれたのは、薄皮ごと炒めて塩を振るというもので、
中国や東南アジアなどでは一般的な食べ方なのだとか。


早速作ってみたところ、皮はこんがりとして香ばしく、
豆そのものはほっくりやわらかで、大変美味しくできました。
炒めていると皮が割れてきて食べやすくなる上、
塩がなじむのでビールとの相性は抜群です。
カレー粉や黒こしょうを振って食べてもよいとのことなので、
色々試してみようと思います。


なお、日本の空豆で作る場合、皮がいくらか厚くて固いので、
出たてのやわらかなものを使うといいと思います。





*追記
中近東では薄皮も取り除いて炒めるか素揚げにし、
塩、こしょう、カレー粉などを振って食べるそうです。
手軽なスナックとして人気なのだとか。