正月早々嫌な話ですが・・・


一人の人物、それも、かつて一国の元首であった人物。
そればかりか、一つの時代の象徴でさえあった人物。
そのような人物が裁かれ、極刑に処されたわけです。


その人生の最後の数分間が、そして、最期の瞬間が、
誰かの携帯電話で撮影されたと見られる映像となり、
死後も世界の通信網の中を引き回されているわけです。


たとえ、それを蹂躙してきたことこそが彼の犯した罪悪であったとしても、
人権や尊厳といったものがこうまで軽んじられることに戦慄を覚えます。
だから、ぼくはこの映像を観てやろうという気にはなれないわけです。



信仰告白中に首つられるフセイン元大統領=処刑シーンの映像がウェブに (時事ドットコム
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=2006123100101


・Iraq to investigate execution video (ALJAZEERA.NET )
 http://english.aljazeera.net/NR/exeres/20546583-250C-4A60-9722-D63469AB38E7.htm


・Inquiry into taunting of Saddam at his execution (TIMES ONLINE)
 http://www.timesonline.co.uk/article/0,,3-2527029,00.html