中間選挙


アメリカの中間選挙が面白くなってきました。
現時点で、下院は民主党が奪還、上院は接戦が続いているとのこと。
ニュースフリークのぼくとしてはまったく迂闊なことに、
今回の中間選挙については完全に勉強不足だったのですが、
この結果は事前に予想されていたものなのでしょうか?


アメリカやイギリスのような二大政党制には問題も多いと聞きますが、
時折こうして大きな変化が生じるのは健全な民主主義といえるかもしれません。
自国の内政にばかり関心を寄せる国民によって選ばれた人々が推し進める政策で
世界情勢が大きく左右されるという現状はいかがなものかとも思いますが。


さて、このことに関する面白い文章を目にしました。
Times紙のオンライン版に掲載されたアナリシスの冒頭部分で、
先日触れたジョン・ケリー氏の失言とも関連しています。

In the end, it would not have mattered if John Kerry had insulted each member of the US military personally or if Saddam Hussein had been not merely convicted and sentenced to death but executed live on prime-time television on Sunday.
(結局のところ、もしもジョン・ケリーが米軍関係者を一人一人個人的に侮辱したのだったとしても、あるいは、もしもサダム・フセインが有罪を宣告され死刑を求刑されるだけでなく日曜日のゴールデンアワーの生中継の中で処刑されたのだったとしても、影響などありはしなかったのだろう。)


「米国民はいずれにせよ変化を欲していたのだ」という主旨の文章が続くのですが。
生中継って・・・ブラックだなあ。


・Analysis: where the Republicans were massacred (Times Online)
 http://www.timesonline.co.uk/article/0,,3-2443352,00.html