SOAS図書館


荷解きなどもようやく一段落したことだし、そろそろまじめに学問もせねば・・・というわけで、昨日はSOASの図書館に行って資料集めをしてきました。

SOASとはThe School of Oriental and African Studiesの略称で、University of Londonを構成するカレッジの一つです。アジアとアフリカの文化・歴史・政治・経済など幅広い領域をカバーしている大学で、言語学の研究も古くから盛んに行われています。SOASの図書館の充実ぶりは素晴らしく、日本語の研究に限ってみても大抵の文献が揃っている上、歴史的に貴重な資料なども多く所蔵しているそうです。部外者も会員登録(有料)をすれば自由に閲覧することができます。

探していた資料はすぐに見つかり、コピーを取って用事は終了。図書館へはこれまでも何度か来たことがあったのですが、館内をゆっくり見て回ったことはなかったので、ぶらぶらと散策してみることにしました。

床から天井まで本が詰まった書架が立ち並び、古い紙の匂いに包まれた通路を歩いていると、落ち着くような、わくわくするような、なんとも楽しい気分になってきます。また、あらゆる文字を愛するぼくにとっては、さまざまな文字で書かれた背表紙を眺めることもたまらない喜びです。

館内の人間観察もまた面白いもの。特に学生たちは親近感からかついつい目が行ってしまいます。仙人のような風貌の男性が髭を捻りながら本を探していたり。ショッキングピンクの髪とパンクファッションの女性が辞書を片手に日本語のテキストを読み耽っていたり。人種も国籍も違うであろう数人が小声で何事か話し合っていたり。日本と比べるとかなり多様で個性的な人々が集まっていますが、やはり学生は学生ということで、なんとなく近しいものを感じます。

そんなこんなでいい刺激を受けて帰ってきました。少し本腰を入れて学業に取り組もうと思います。

 SOAS
 http://www.soas.ac.uk/


 SOAS Library
 http://www.soas.ac.uk/library/