Octavio Pazの'Certeza'


尊敬してやまないメキシコの詩人Octavio Paz。
初めて彼の言葉に触れた頃の自分を思い出しながら、
ここ数日はとりとめもなく色々なことを考えています。


公開の場ですることではないのかもしれませんが、
ごくごく私的な覚え書きとして、
短い詩を書き写しておこうと思います。


 Si es real la luz blanca
 De esta lámpara, real
 La mano que escribe, ¿son reales
 Los ojos que miran lo escrito?
 De una palabra a la otra
 Lo que digo se desvanece.
 Yo sé que estoy vivo
 Entre dos paréntesis.


「世界現代詩文庫」に訳があるのですが、
手元にないため酔いにまかせて意訳など。
近いうちに差し替えますので、あしからず。


もしこのランプの白い明かりが現実のものであり、書き付ける手が現実のものであるならば、書かれたものを見つめる目は現実のものであるだろうか?一つの言葉から次の言葉へと、私が語るものは次々に消えていく。私は知っている、私は二つの括弧の間で生きているのだと。