希少品種?


時々買い物に行くお店の店員さんとこんな話で盛り上がりました。



 店員さん:「ところで、お客さん何人なの?イギリス人・・・じゃないよね?」
 ぼく:「あ、ぼく日本人ですよ」
 店員さん:「あれ、そうなの?へえ〜、日本人には見えないなあ」
 ぼく:「え?なんで?」
 店員さん:「だって髭じゃん



・・・これ、本当によく言われます。
世界の多くの人々にとって「日本人」と「髭」は意外な組み合わせらしく、
これまで行く先々で驚かれ、不思議がられ、面白がられてきました。
日本にだって髭を生やす人ぐらいいるのだと説いて聞かせても、
ミヤギ先生*1サムライだけかと思ってた」みたいなことを真顔で言われ、
言いようのない脱力感に見舞われたりすることもしばしばです。


とはいえ、こっちも少なからず楽しんでるからいいんですけどね。
それに、こういう反応をする人は大抵こちらに興味を持ってくれるので、
仲良くなるきっかけとなって、むしろ嬉しかったりもします。


特に受けがいいのはアラブ系やインド・パキスタン系の方たちです。
いくつか例を挙げると・・・

  • ロンドンのスーパーでレジのお兄さんに熱烈に握手される(実話)。
  • ペナン島の雑貨屋で店主のおじいさんに孫のように迎えられお茶をご馳走になる(実話)。
  • 渋谷の駅でむくつけきおじさんたちに「オヒゲ、カッコイーネー!」と褒められる(実話)*2


まあ、最後の例は単にからかわれただけなのかもしれませんが。




そんなわけで。
海外在住、あるいはこれから外国に出かける日本人男性の皆さん、
ちょっとした話の種に髭を生やしてみてはいかがでしょうか*3

*1:映画『ベストキッド』でパット・モリタ氏が演じた役で、少年に空手を教える日本人の老人のことですね。「ダニエルサーン」とか、「アップ、ダウン、アップ、ダウン」とか、よく真似して遊んだなあ。

*2:ターバン姿のおじさん3人組だったのですが、それこそ絨毯のような立派な髭をたくわえていて、まさに「おみそれしました!」という感じでした。

*3:なお、国によっては髭があると入国審査で手間取るという笑えない噂があります。この記事を読んで髭を生やし、そのせいで何らかの問題が生じたとしても、一切責任は負いません!