←さすがのぼくでも[笑い]にはできませんでした・・・


梅の花咲き、沈丁花が香る昼下がり、
ひさしぶりに高速バスに乗って大学へと向かいました。


今日の目的は、授業のレポートを提出すること。
拙いながらもなんとか書き上げることができた上、
珍しく締め切り間際にならずにすんだため、
ちょっとした開放感に浸っていました。
そこで普段とは少し違うことがしてみたくなり、
いつもと同じ電車に飛び乗るのではなく、
バスに揺られながらのんびり行こうと決めた次第です。


考えてみれば、二月は立て込んでいたこともあり、
しばらく窓の外に目をやることもしていませんでした。
バスはほとんどずっと高速道路を走っているため、
車窓からの景色といえば車と道と壁ぐらいのものですが、
すっかり春めいた光の色に目を奪われ、
心躍らせながらこの小旅行を楽しんでいたわけです。


そんな風に窓の外を眺めていたところ、
乗っているバスを一台のトラックが追い越して行きました。
その運転席を、見るともなしに見てみると・・・



運転手さん、漫画読みながら運転してるよ!!!



あまりのことに我が目を疑ったのですが、
確かに膝の上の漫画雑誌に目を向けたままハンドルを握っているのです!
運転手さん、あなた完全に下向いちゃってますよ!


うららかな春の日射しにまどろみながら、
ゆったりと流れていた時の流れが一瞬で凍り付きました。